起きたらすぐゆき

どうでもいいことばかり書いてます。たまに誰かの「やりたい」を叶えます。読んだ後にふぇ~~ってして下さい。

インド人の友達からもらった言葉が、心に残って消えないの

 

どうも、なかま ゆき(え)です。

私にはインド人の友達がいました。今は何となくお互い連絡もせず、最後に会ったのは多分1年前くらいになりますが。

 

その人からもらった言葉が今でも私の心に残って消えないので、文字にしていこうと思います。

 

 

 

 

インド人の留学生と仲良くなった

 

ちょうど1年前くらいの話です。

大学でたまたま出会ったインド人の留学生と仲良くなりました

 

彼の名前は...なんだっけ...ボブ(43)ってことにしましょう。

 

ボブは遺伝子の研究をしていて、私が大好きな乳酸菌の培養や菌を活用した新技術の開発などもしていました。

 

ボブは私に自分の研究について事細かく、たくさんのことを話してくれました。実験室や研究資料、サンプルなどもたくさん見せてくれました。

 

(きっと私が「乳酸菌」というワードに興奮したからボブは嬉しくなった)

 

 

 

ボブの話を聞いて私は言った

 

ボブは英語で喋りつづけ、私に膨大な知識を植え付けてくれました。

 

そして彼の素晴らしい話を聞いて私は言いました。

「へええ、すごいね!でも難しそうだし、ボブは賢いね~」と。

 

するとボブはいいました。

「難しくないよ。難しいと思うのは何も知らないからだよ。知ってることは難しくないだろ?YUKI(え)がやってる研究も僕にとっては難しいさ。何もわからないからね。できないことなんてないの。はは!」

 

 

私「!!!!!!!!

 

 

できないと決めつけていた自分がいた

 

私は機械音痴です。勉強もそんなに得意じゃないし、複雑な仕組みなんてもっと苦手。とにかく頭を使うようなめんどくさいことは無意識のうちに避けて生きてきました。

 

でも、それは理解することから逃げていただけなんだとボブの言葉に気づかされました。私にはできないと決めつけている自分がいたのです。

 

知らないから分からない。分からないからできない。

 

そんなの当たり前です。

でも私は「難しそう。関わらないでおこう」という思考が先回りして、理解することを諦めてしまっていました。別世界だと思い込んで知ろうともしなかった。

 

 ”分かればできる”なんて小学校の頃からの義務教育で何度も経験してきたはずです。なのに...いつの間にか私の中に「学びの意欲」が失くなっていることに気が付きました。

 

 

 

ボブの言葉が私を変えた

 

ボブからその言葉をもらって以降、私の考え方は変わりました。

 

「できない...まあいいや!ポイっ」ではなく、「できない...とりあえず理解してみよう。今はできなくて辛くてもいつかできるようになるときがくる」と思えるようになったのです。

 

そしてその考えは間違っていませんでした。例を挙げると、卒業研究。

私は高校まで化学を専攻してこなかった(しかも嫌いだった)ため、化学の知識はカスみたいなものしかありませんでした。でもボブの言葉を胸に、全く興味のない化学や実験に向き合う決心をしました。

最初は実験の意味も分からないし、もうとにかく何もかも分からなくて実験中も現実逃避でひどい眠気が襲ってくるくらいストレスを感じていました。楽しくなかった。

 

でも逃げないと決めたのです。ボブが言ったように「難しいことなんてない。今はまだ分からないだけ」と心に念じながら日々化学と向き合っていました。

 

そのおかげで今は理解できることも増えてきました。そして何より楽しいと思えている自分に感動しています。

 

 

 

できないことなんてない。ただ知らないだけ

 

そうです。できないことなんてないんです。

今できないのは、まだ知らないから。準備が足りてないだけなのかもしれません。

 

難しい。自分には無理。

そう言って、まだ味見もしたことがないものを切り捨てるのはすごく勿体無い。

 

私は諦めることをやめて、なんでも理解しようと心がけることで視野が広がりました。「やればできる」という自信も付きました。

 

できないことの数可能性の数です。

そう思うと困難にぶつかったときにとてもワクワクしてきます。全くできないことなんてありません。少しでもいいから怖がらないで、理解しようと歩み寄ってみて下さい。きっと新しい世界が見えるはず。

 

 

 

 

「難しいことなんてない。まだ知らないだけだよ」

ボブがくれた魔法の言葉。これからも大切に心に残しておきます。

 

ありがとう、ボブ。

 

 

 

 

 

※本当の名前はボブではない